大峯奥駈道日帰りチャレンジで去年も登った地蔵岳(別名子守岳)に登ってきました。
去年の秋とは反対側からの歩きでこれでやっと線が繋がります。
4時に家を出て買い出しをしつつ下北山村へ。
途中で林道に突入して前鬼登山口を目指します。
しばらく走って滝が見えたので思わずストップ。
不動七重の滝は距離が離れてるけど迫力満点
6時前にゲート前に到着してすぐに準備完了(Google MAPで場所を確認)。
半袖じゃ少し肌寒いけどすぐに温もるでしょう。
最後の準備でgarminのeTrexを起動すると地図が表示されません。
地図が入ったSDが壊れたのかと思い確認するとカードがない・・・
自宅以外でカバーを開けることはないので、自宅で電池を交換する際に落としたと思われます。
地図機能は捨ててロガー+高度計+温度計として頑張ってもらいましょう。
ここから登山口まで2kmの舗装された林道歩き
ここで気が付いたのがいつもコースタイムを参考に行動範囲を決めていますが、ゲートから宿坊までの片道30分を加味してませんでした。
つまりいきなり30分遅れになりますが、なるようになるでしょう。
肌寒いけど気持ちよさそうな川
30分で宿坊に到着
ここの宿坊は鬼の子孫とされる方が管理されています。
明治時代までは5鬼(5家)が宿坊をされていたけど廃仏毀釈により次々に去って行き残された1家が現存しています。
明治時代の廃仏毀釈はクズ過ぎると個人的には思っています。
詳しいことはwikiに任せて、ここからやっと登山開始。
30分遅れのままです。
宿坊の裏はかつての住居跡の土台が点在しています
住居跡その1
住居跡その2
石畳の道は熊野古道でも歩いてるかのような雰囲気でしたが、それもすぐに終わり登山道に突入。
序盤はどこでも歩けそうな広々とした場所
1時間ほど歩くと階段が現れてこの後も頻繁に登場します
階段は楽に高度を稼げるけどだいたい歩幅が合わずに疲れます。
ここの階段も同様で疲労が蓄積されていきます。
宿坊から1時間半ほどで二つ岩に到着。
この岩を見ながら少し休憩
二つ岩から50分程歩くと稜線に合流。
やっと奥駈道と合流
コースタイムが2時間20分でしたがほぼ同タイムで8時45分に太古の辻に到着。
とりあえず虫がまいまいしてゆっくりできません。
南奥駈道を歩きましょう
石楠花はもう終わっていてくたびれた花が少し残ってた
稜線歩きは何度も登り返してしんどいけど気持ち良い
釈迦ヶ岳とそれに繋がるいつもの稜線
花が咲いてたら最高だった石楠花のトンネル
少しだけきれいな石楠花が残ってた
青空に映えるシロヤシオ
9時50分に天狗山に到着
太古の辻から1時間はこれまたコースタイム通りで全く短縮できそうにありませんでした。
中途半端な位置の天狗山が今日のルートで最も高所(1536m)ということなので、相対的に目的地はここより下ということは帰りは登るということになります。
そろそろストックなしの縛りを解いても良いような気がしますが何となくその縛りは継続で。
少し下るとバイケイソウだらけのエリア
最後のピークになる奧守岳
心がひかれたツツジ
奧守岳から下って嫁越峠
天狗山から約300m下がってるし地蔵岳まで約200mの登り返しになります。
嫁越峠から20分で登り返して10時55分に地蔵岳に到着
最後の登り返しだけが10分程前倒ししただけでほぼコースタイムでした。
思ったより疲れたので先ずはエネルギー補給。
お気に入りの弁当シリーズもそろそろ季節的にヤバそう
20分程虫と戯れながら休憩しました。
帰りはストックを投入します。
11時20分に出発して嫁越峠までこれまた少し前倒しで15分で到着。
そこから300m以上登って下ってがあると思うと少し憂鬱になります。
奧守岳からの釈迦ヶ岳
なぜ下ったのか?と自問したくなる天狗山への最後の登り
ストック投入効果でゼェゼェしながらも10分前倒しの50分で天狗山に戻りました。
あとは登りもあるけど下り基調なんで精神的に楽です。
ラピュタが見えるw
天狗山からは登りの足が売り切れ寸前で誤魔化しながら歩きました。
少し遅れたけど13時28分に太古の辻
ここから釈迦ヶ岳麓の深仙宿まで行くつもりでしたが往復70分は時間的にも体力的にも何とも言えない感じだったので中止。
時間ができたので最後の下りに備えてゼリーを補給しながら少し休憩。
固有名詞とはいえ「二つ岩」の英訳が「Futastuiwa Rocks」って岩岩になる
普通のペースだと怪我しそうな気がしたのでペースを下げて1時間50分かけて宿坊に到着。
宿坊の主がいましたが仕事で忙しそうだったので会釈だけして林道を下りはじめました。
林道を歩いてたら猿に全力で威嚇されましたが縄張りを荒らしに来たと思われたのでしょうか?
16時5分にゲートに到着
後片付けをすませて温泉へ。
このあたりと言えばきなりの湯
ついでに真菜うどんも食べて満足
登山×温泉×C.C.レモン=最高の法則
明日香を抜けて帰ろうとしたら素晴らしい夕焼けに出会えた
ストックを使わなかったということもあるかもしれませんがコースタイム、距離からここまでしんどかったのは想定外でした。
今回は標高610mのゲートから1464mの地蔵岳のピストンで獲得標高が1500m程で稜線歩きはどんどん標高を獲得できますね。
そして、今回で太古の辻から持経の宿の線が繋がりました。
ちなみに登山中に出会った登山者は2人だけ。
猿は沢山見かけましたがw
1人はもの凄くパワフルなシニアでもう1人は縦走っぽい装備の青年。
ただその青年の装備を見てビックリ。
足下がかかとを固定するわけでもなくつま先が出ているサンダルでまるで近所のコンビニに行くの?って感じでした。
ULの究極形態のサンダルで奥駈道を縦走?
奥が深すぎです。
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