大峯奥駈道日帰りチャレンジの一環で行仙岳から持経の宿まで歩いてきました。
奥駈道を歩くのは去年の6月以来になります。
登山口まで移動
5時に出発して国道169号線を走って下北山村へ。
深夜から早朝の169号線はマッタリ走ってると釣に行く連中によく煽られます。
下北山村に入って日本三大酷道である国道425号線へ。
酷道ではない快適区間を十津川に向けて10kmほど走り406番の看板付近に到着(Google MAPで場所を確認)。
この場所に来たのは2年ぶりですね。
この看板の十津川側に駐車スペースあり
今回は帽子を忘れないように準備します。
階段天国
7時25分にアタック開始。
大した問題ではないですが、ガーミンの温度計がバッテリー切れで気温がわからなくなりました。
電池交換したばかりなのに・・・
稜線まではNTTのメンテナンス用の道を利用します
階段脇に登山届けのポストがあります。
スタート地点のこの階段は踏み板がかなり狭いので特に下りは油断してると踏み外します。
金属の階段
階段を登りはじめると急に左足の土踏まずのあたりが痛みます。
いきなりくじけそうになりますが1時間ぐらい歩いて様子を見ようと思い階段を登ります。
まだまだ階段
登山道っぽい道になった
と思ったらまた階段w
鹿と遭遇
鹿はなぜか登山道を爆走して逃げていきます。
雇った覚えはありませんがきっと山岳ガイドなんでしょう。
走っては振り返って待つの繰り返しでした。
あのガイドさんペース速いよ。
数年前は穴だけだった崩落地は崩れたようです
空中回廊
階段にうんざりした頃に稜線に到着。
ほぼ予定通り55分で奥駈道と合流
左足の痛みはいつの間にか消えました。
1つめのピーク行仙岳へ
分岐から5分で山頂
行仙岳山頂に到着
行仙岳の山頂脇はNTTの通信施設があります。
いつの間にか施設の上にあった鉄塔がなくなってますね。
ちなみに木々が邪魔で展望はそんなによくありません。
これから歩く稜線
宗教的な名前の山々へ
行仙岳では軽く写真を撮っただけで休憩せず奥駈道を歩きます。
鮮やかなツツジが気分転換になる
行仙岳の下りは階段があるけど結構きつい
10分程下ると怒田の宿跡
怒田の宿跡も休むことなく通過します。
またツツジ
両側を木々に挟まれた稜線歩きになり退屈してきます。
しかも地図の等高線に現れない細かなアップダウンが続き体力を少しずつ削られていきます。
尾根はちょうど村境なのでよく見ると面白い事に気が付きます。
右が下北山村の人工林(杉林)で左が十津川村の原生林
次の山は目の前にあるのになかなか近づかない
シロヤシオもいい感じ
こちらもシロヤシオ
行仙岳から1時間20分歩いて倶利伽羅岳に到着。
ピーク手前の登りが結構きつかったです。
倶利伽羅岳(くりからだけ)の山頂
ここで休憩&靴の調製タイム。
左足の痛みは再発しないのでなんだったのでしょうか?
コースタイムは巻き気味なので10分ほどゆっくりと休憩しました。
看板が壊れてるのかと思ったら・・・
鎖を使って一気に降りるルートだった
鎖なしのルートもあるそうなのでそちらをチョイスしました。
確かに鎖はないけど降りにくい・・・
鎖なしルート
南側の視界が広がると目の前に行仙岳
一気に下ったのに一気に登って30分程で転法輪岳に到着。
1つわかったのが「山」とか「岳」と名前がついているところは登りも下りも稜線とはひと味違いました。
転法輪岳(てんほうりんだけ)
近くに巨木
まだ10時半ですがここで昼食タイム。
持経の宿まで我慢できませんでした。
というか思ったよりハードで若干心が折れてきてます。
ハエがまいまいして落ち着かないので10分程で再始動。
今日はここまでにして次回持経の宿からこっちに来ようと思いますが何となくあと少しだけ進んでみようと歩き始めていまいます。
巨人の森を抜けて目的地へ
少し進むと結構な下りがまっていましたが、下っちゃいました。
あとでこの坂を登り返すことになるのに下ってます。
15分程歩くと平治ノ宿
ここまで結構下っているので持経の宿まで歩いてしまおうと覚悟を決めました。
新宮山彦ぐるーぷの皆様の整備のおかげで歩けてます
両又分岐
両又分岐を過ぎるといい場所がありました。
巨木だらけの空間
ブナの巨人達が揃ったようです
ボス的存在
大峯巨樹らしい
迫力満点
少し歩くと白谷池郷林道が登ってきます
白谷池郷林道は1年半前にアプローチとして利用しています。
持経千年桧不動尊
持経千年桧
奈良で唯一の森の巨人たち100選に選ばれている
ここまで来ると目的地は目の前です。
階段を降りて林道へ
舗装路を歩くと下山した気分
持経の宿にタッチ
転法輪岳から標高差だけで200m以上下ってしまいました。
スタートから4時間半の旅でした・・・って思わずシメたくなりますが同じコースを戻る必要があります。
ここで少し話しをした2人組の方も日帰りで奥駈道を繋いでるようで同じ遊びをしている人がいてよかったです。
ここでも10分程休憩して再出発。
帰りは修行の道
逃げ場なしの看板
さっき下ってきたのに
時折視界が広がって気持ち良い
すぐそこに見えるのかなり遠い
1時間20分で転法輪岳に戻りました。
転法輪岳の登り返しは下った自分への恨みがつのりますw
それでも何とかコースタイムを死守している感じです。
転法輪岳で少し休憩して30分で倶利伽羅岳へ。
倶利伽羅岳の登り返しも辛いですが修行だと割り切りました。
倶利伽羅岳でも少し休憩。
そこから1時間20分で怒田の宿跡へ。
道中は目新しさがないので写真を撮るネタもありませんでした。
そりゃ数時間前に通ったばかりですし。
最後の行仙岳の登りに備えてエネルギーチャージ。
巻き道の誘惑に負けました
ただ巻き道だからって登らないとは言ってないという感じで地味に登ります。
コンディションがよくないのも巻き道あるある
結局全然楽をさせてくれない巻き道でした。
最後は階段を下りまくりって16時40分に下山しました。
温泉でサッパリ
汗だくになったので早く温泉に浸かりたいです。
十津川に抜けるつもりでしたが1秒でも早く汗を流したいので下北山村に戻ることにしました。
久々に足を止めた池神神社
明神池は不思議な魅力がある
立派なご神木
酷道から脱出して「きなりの湯」に到着。
温泉でサッパリしてレストランでおなじみの真菜うどんを注文。
めはり寿司がおにぎりに変わってる
食後はCCレモンに癒されながらマッタリと帰りました。
帰りも煽られまくったけど。
まとめ
地図で見る以上のアップダウンがあることはわかっていたつもりですが、想定以上にアップダウンがあり疲れました。
※ログで確認すると獲得標高は1200mほどなんで数字的には想定の範囲でした。
これで前鬼から笠捨山まで奥駈道が繋がりました。
南奥駈道は登山口が沢山あるので細かくつなげれますが北の八経-釈迦ヶ岳がネックですね。
持経の宿でしゃべった方は日帰りでその区間を歩いたそうですが往復30kmですよ。
別に競技でもないし無理せず今後も楽しく繋げていきます。
奥駈道のクリア状況
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