韓国のレンズメーカーのSAMYANG(サムヤン)の「14mm F2.8 ED AS IF UMC」を買いました
14mm単焦点のF2.8なレンズです。
以前より値上がりしていますが、それでも破格の安さとそこそこの性能でコスパのいいレンズです。

これを選んだ理由


星を撮るのにMFでもいいのでフルサイズ対応の非魚眼な超広角が欲しくなりました。
以前から星を撮りに行くとその後しばらく超広角が欲しくなる病気を患っていますw
センサーサイズがAPS-CのX4が現役の頃は「EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM」という素晴らしいレンズがありましたが、今のフルサイズコンビじゃ使えなくなり超広角欲しい病が発症しました。
ちなみに手放すつもりだった10-22mmはまだ手元にあったります。

このレンズを選ぶときは、定番のTOKINAの「FiRIN 20mm F2」やZEISSの「Loxia 2.8/21」も考えましたが、前者で倍、後者で4倍も値段が違うので破格の本レンズにしました。
このレンズも星の撮影では評判がいいですし。

買わなかった2つは共にEマウントで、サムヤンもEマウントがありますが今回はEFマウントを選択。
そこもポイントでEFマウント版を買えば変換アダプターでEOSとαの両方で使い回すことができます。
このレンズは電子接点がないのでカメラ側にレンズの設定が残らないのが残念ですが、単焦点なのでF値ぐらいしか取りこぼしはありません。
そのF値も星を撮るときはあまり変えずに開放から2段絞りぐらいで使うことになると思います。
どの程度絞るかは今後のテスト次第です。


外観



出目金タイプなのでフィルターは使えません



ボディー側は電子接点もフィルターホルダーもなし


個体差が大きいフォーカスリングや絞りリングはスムーズで問題なし

EOS 6Dに装着



バランスは悪くない

歪みチェック


当然ですが樽状にかなり歪みますが、adobeユーザーであればレンズプロファイルが用意されているのである程度補正できます。


F2.8の撮って出しだと歪みと周辺減光が気になる


Lightroom等でレンズプロファイルを適用するとこの通り


F11の撮って出し


それにレンズプロファイルを適用

感想


値段の割には質感は悪くないです。
ただレンズコーディングは弱そうなのでこの先様子を見る必要がありそうです。

ちなみに14mmは過去最高の広角なレンズになりました(10-22は換算16mm、シグマの魚眼は15mm)。
ファインダーを覗いたときの非現実的な広がりが超広角の楽しいところですね。
MFでもα7であれば難なく使えるのでもう少し普段使いしてみたいと思います。
超広角といえば全天球のTHETAがありますがそれは流石に別ですね。
星空もいいですが、星景を撮りたいですね。